2012/10/09

久しぶりです

前回の更新からずいぶんと、今回は本当にずいぶんと間が空いてしまいました。
言い訳がましくなってしまうのですが、ここ3ヶ月ほど別件でアウトプットする必要があったため、なんかblogも書いてたような気になっていました。いや、わかってたんですけどね、いい訳です。はい。

という訳で、その別件がようやく一応の終わりを見せ、ようやくほっと一息、と行きたいのですが、今度は就職活動の時期が来てしまいました。今の会社とは年末までの契約なので、次を探しています。と同時に、デモリールのアップデートを重ねています。問題なのは、今の仕事は全くデモリールには入れられない!ということです。

各社ルールがあるようですが、今の会社は映画公開後、DVDが出た後に、デモリールへの許可が下りるそうです。今現在携わってる映画のリリースは来年の10月(1年後!)、DVDリリースはその3ヵ月後とかなので再来年になってしまいます。それまではまた自主制作のデモリールで勝負しないといけないんですよね。ここが苦しいところ。。

とまれ、そうは言っても前向きにゴリゴリ頑張っていこうと思います。秋のカナダは本当に美しいので、それを満喫できないのがちょっと残念ですが。あと、何とか、今の仕事が終わったら日本に一度帰りたいです。日本を離れて1年過ぎて、そろそろ日本のものが恋しくなってきました。


2012/06/29

Sony Image Works Vancouver

昨日、Sony Vancouverのリクルーティングイベントに参加してきたので簡単ですがまとめておきたいと思います。
FX Artist, Lighter, Compositer向けのイベントでした。


・現在バンクーバーでは、MIB3, The Amazing Spiderman, Smurf,などを手がけてきた。ここでは主にアニメーションを担当している。 


・FXは現在3名のみ。ツールはHoudini。今年の年末ごろに本格採用していく予定。Houdini guyはいつも探すのを苦労するよw、と話を聞いた人事部長さんが言ってました。

・3Dアニメーションも、VFXも両方手がけているのはバンクーバーではSonyのみ(楽しいよ!)。

・今後、どんどんと拡大予定。現在プロジェクトが終わって150人?程度だけど、今後は300人ぐらいには増やしていく予定。ビルも現在2フロアだけど、隣のビルも借り上げる予定。

・今後スパイダーマン2や大型プロジェクトが来る予定。。

などなど。
去年の5月ごろにバンクーバーにオープンしたSonyですが、これまではアニメーションメインの仕事だったんですね。アルバカーキーの例もあるので様子見という側面もあったかもしれませんが、ようやく本格稼動といった感じなんでしょうか。

写真を撮り忘れましたがかなりおしゃれでクリエイティブなオフィスでした。Sonyいいですね!

お土産のTシャツはカナディアンサイズ。。

2012/06/19

プレゼンテーション

Tec Demoというのがこちらにはあって、プロジェクトのために開発しているシステムやワークフローのデモに参加する機会が良くあります。プロジェクトもそろそろ忙しくなり、情報共有のスピードを上げるために最近はその回数が多くなりました。

今日はそれを自分の担当のところをやってと言われていたのですが、自分の力不足から一緒にやっていた同僚の方にそれをお願いする結果になってしまいました。やっぱり悔しいですね。こういうのは。。

知識不足、英語力不足、度胸不足、、と、なんとも言えない気持ちになりましたが、今は逆にいい刺激になったなと思えました。同僚のデモを見て、良いところ、プレゼンの英語のフレーズ、自分だったらこうするなという改善点、なども見つけることができました。これまではがむしゃらにやってきましたが、ちゃんと一つ一つ目標をしっかり定めて、そこに向けて進んで行こうと思います。

やったるぞ。

2012/05/08

契約更新

当初は試用期間が終わる来月半ばまでの契約だったのですが、本日マネージャーから延長のオファーを頂きました。今回のプロジェクトに最後まで関わることが出来そうです。思えばこの3ヶ月は本当にしんどい日々でしたが、いろんな方に励ましてもらいながら、今回のご報告ができるまでになりました。この契約更新は、入社したときに設定した大きなゴールだったので、こうやって達成することが出来て大きな自信になりました。
皆さん本当にありがとうございます。

今の仕事はR&Dの期間が終わり、どんどんとショットを仕上げていく時期に入ります。忙しくなってくるとは思いますが、精神的にはひとつ楽になったので、あまり追い詰めすぎずにペースを作りながら仕事を進めていこうと思います。

ほんとよかった。。

2012/04/25

一歩一歩ですが

ちょっと前の記事が後ろ向き過ぎたので、それから1月がたったので少しは前向きな内容を書きたいと思います。

英語は相変わらずですが、さすがに毎日使っていることと、最近はなるべくいろんなイベントに顔を出して英語を喋る機会を作るようにしてきたことで、少しづつですがコミュニケーションが取れてきているような気がします(前月比)。やはり口を回す、というか喋り続けることが大事なんだなと思います。課題はリスニングですね。こちらはリスニングのマテリアルを使って耳を鳴らすことと、地道に語彙を増やしていこうと思います。

仕事の方は、ようやく慣れてきましたが一応コントラクトが5月いっぱいなので、なんというか日々結果を出していくことに努めています。特に週2回あるDailiesというLAにいるスーパーバイザーとの進捗会議では、自分のショットが進捗していることがしっかりと伝わる映像をupdateする、修正点として言われたことは次回までに意地でも直してチェックを受ける、という2点を心がけています。当たり前のことですが、まぁそこを当たり前にやるのが大事なのかなと思ってやっています。
結果、先日FXリードの人から「スーパーバイザーが『yujiはいつもエクセレントジョブだ!』って褒めてたぞ」と励ましの言葉を貰えました。いやーエクセレント頂きました━━━(゚∀゚)━━━!!って感じでこれはやっぱり嬉しかったですね。

あと心がけているのは、メールは直ぐにレスポンする、やれと言われた指示はすぐにやる、ccにはコーディネーターや自分の上司を入れて何をやってるかをわかるようにする、時間どおりに会議に出る、迷ったら相談する、、等々。なんか日本の新社会人向けのやるべき集みたいですが(笑、こういうところは国内、国外関係なく組織として動いているのできちんとした方が良いに決まってるのできちんとしています。

Houdiniに関しては、まだまだ知識不足、勉強不足を痛感する日々です。とは言え結果を出して、絵を作って何ぼなので、少々プローシージャルでなくても力技でごりごりとエフェクトを作っている段階ですが(笑、もっとスマートにできないか、は常に心がけています。日々本当に勉強です。もうちょっと落ち着いたらここでも少しづづ学んだことを書いていきたいなと思っています。

こんなところでしょうか。英語では難しいので、仕事を通じて自分をアピールして、5月以降もyujiがいないとちょっと困るな。。と思わせるのが当面のゴールです(笑。ぐいぐい食い込んでいきます!





2012/03/17

1ヶ月が経ち。。

早くも1月経ってしまった。1月も働けば余裕も出てくるかと思いきや、全く、そんなこともなく。。やはり英語でのコミュニケーションは難しい。聞き取れない、話せない。自分の力の無さに毎日涙が出てくる。悔しいな。でも諦めるわけにはいかない。苦しくても前を向いていこう。

2012/02/27

THE 84th ACADEMY AWARDS

こちらの時間でもうすぐ、第84回のアカデミー賞授賞式が始まります。
日本にいる時はWOWOWが必要で時差もあり見る機会がなかったのですが、今回北米にいるということでしっかりとアカデミー賞を見てこようと思っています。


ameblogのときのエントリにも書いてのですが、15年前に一度僕はNYのホームステイ先でこのアカデミー賞授賞式を見たことがありました。その華やかさやエンターテイメント性に魅了されその時のことは今でもよく覚えているのですが、当時の司会はビリークリスタル。そして今回もなんとビリーが司会を務めます!なんとも不思議な縁ですが、あの時から15年経ってぐるっと一周して何かが繋がったような気がします。


さて、気なるオスカーの行方ですが、僕の読みを少しだけ。とは言え、作品を全部見ていないので恐縮なのですが。


・作品賞は"The Artist"ではないでしょうか。僕も映画館で観ましたが、本当にすばらしいの一言です。サイレント映画(台詞が字幕で最小限)ということもあり、退屈に感じる人もいるかもしれませんし、フランスのチームが制作した映画ということでハリウッドのアカデミー会員に受け入れられるのか、というのはありますが、古きよきハリウッドの全盛期をオマージュした内容や、俳優人の素晴らしい演技、台詞無しでも観客の心を揺さぶるストーリーと演出、という所では群を抜いていると思います。特に主演のジャン・デュジャルダンは本当に素晴らしい演技でした。という訳で主演男優賞は彼でしょう。


・監督賞は、"HUGO"のマーティン・スコセッシでしょうか。"HUGO"もエンターテイメント性に溢れた素晴らしい映画でした。こちらも映画産業黎明期のオマージュにあふれています。マーティンがなぜ今、しかも3Dで撮ったのか、観ているとよくわかりました。


・視覚効果賞。これは米・視覚効果協会賞(VES)の結果が反映されることが多いことも勘案して、『猿の惑星:創世記』が固いのではないでしょうか。すばらしいアニメーション、本物と見紛うばかりのモデル、フェイシャル、ファーアニメーションでした。エフェクトシーンもすばらしかったです。


・アニメーション部門は、やはり『ランゴ』ですかね。個人的には、ノミネートを外れた『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』が受賞にふさわしいと思ったのですが、なんで外れたんでしょうね。。


他部門は、ちゃんと観ていないため割愛します。全てではありませんが、受賞式前にノミネートされた映画を観ることができた本当に良かったです。さてさて、結果やいかに。。