2011/09/09

レンガを積むがごとく

あっ!


っと言う間に、Canadaに到着してからから1ヶ月がたちました。
この1ヶ月を、ざざっと振り返りたいと思います。

はじめの10日間はこの街に慣れること、銀行口座の開設や携帯電話の登録などのもろもろの雑事に翻弄されました。
慣れない土地、そして日本語ではなく英語で、生活の基盤を作っていくことの難しさ。
中でも精神的に一番きつかったのが家探し。
日本人同士のシェアであれば、探すのはそんなに難しくないのですが、せっかくカナダに来ているので英語を使える場所に住みたいと思っていたこともあり、cragelistという掲示板を使って家探しを行いました。
ここに物件情報が毎日100件近く上がってくるので、そこから良さそうなところにメールをひたすら送って返事を待つという作業の繰り返しだったのですが、この時期、競争率が高いためか、オーナーにメールをしても返事がないのが当たり前。また運よくコンタクトが取れ、家を見てもなかなか思う通りではなく、仮住まいのつもりのホステル暮らしが10日以上続きました。人間にとって家が決まらないとはこうも辛いものかと初めて知りました。

永遠にホステル暮らしが続くんじゃないかと思った8月某日、探し始めてから10日目、しかしようやく今のシェアハウスが見つかりました。カナディアンとブラジリアンの3人と、犬1匹のシェアハウスで、ベースメントには、メキシカンとコリアン、日本人、ブラジリアンが住んでおり、相互に交流もあって快適かつ楽しく暮らせています。

シェアハウス外観
引っ越した当日、8月7日からシーグラフが始まり、ジョブフェアや各種イベントに参加。
日本人の諸先輩方や、海外のCG Artistの方と知り合うことができました。

シーグラフが終わってからは、各種証明書の手続きや、今度は学校探しで家とダウンタウンを往復する日々。
なんとか、学校も決まって今週から通い始め、また自転車も安く手に入れられたので(写真にもちょっと写ってますが)、行動範囲も広がり、だんだんと日本にいるのと同じような生活を送れるようになってきました。

就職活動について。
実家の両親からディスクトップPCを送ってもらい、制作環境が整ったので、改めて自身の今後のスケジュールを立て直しました。
ひとまず、シーグラフのときにアプライした先からは返事がほとんどもらえていない現状を踏まえ、もう一度デモリールを作り直すことからはじめています。

Houdiniメインのリールを作る方針は変えずに、もっと各種エフェクトを使って実写素材との合成を前提としたショットを増やしていこうと思います。10日スパンで種類の違うエフェクトを1ショットづつ制作していく予定です。で、11月末で一旦デモリールをまとめて、そこから各プロダクションに応募していく計画です。
ちょと気の長い話ですが、ここは焦ってもしょうがないので、自分の納得できるリールを作るという姿勢を貫いて、じっくりHoudiniリール作りを進めて行きます。

最後に、タイトルにもあるのですが、言葉の通じない国で生活していて、ほとほと落ち込んだときに励まされたblog記事があったので紹介したいと思います。

blog 冬の散歩道

頑張れ、新留学生~レンガを積むが如く


もちろん、日本で生活していても日々辛いこと、苦しいことは山のようにありますが、言葉が通じない時の深い失望、惨めな気持ち、疑心暗鬼、そしてそんな自分と向きあう辛さ、というのはこれまでにない異質な経験だと思います。
外国で生活する人は誰もが通る道だと思いますが、そこからどう立ち上がるか、この記事を読んで様々な気づきがありました。
うまくいかないことばかりですか、諦めず自分なりのレンガを一つ一つ積み上げていきます。


以上。

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